僕の木はどうなってしまうの?

私の孫は小学1年のとき、三ツ沢公園の「樹名板をつくる」イベントに参加しました。板の表面をバーナーで焼いたあと、炭をこそぎ落とし、アクリル絵の具で樹名と絵を描きます。そして候補の中から選んだお気に入りの木に樹名板を掲げます。聞けば、このイベントは2018年から今にいたるまで続いており、樹名板をつけた木の数は、なんと450に及ぶそうです。横浜市が計画している3万人規模の新しい球技場が建設されると、公園の西側エリアの約3分の1を占めることになります。
 5年にわたって450本の樹名板をつくったのは公園周辺の住民、それもほとんどが親子での参加です。いま5年生になった孫はサッカーに打ち込む毎日。でも新しいサッカー場の建設で、練習の場の自由広場がなくなったうえに自分の木が伐採されるとしたら、彼はそれをどう受け止めるのでしょうか。わたしたち大人は三ツ沢公園に豊かな自然を残すことが務めなのではないでしょうか。

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