本会議 会派代表一般質問
○磯部 圭太議員(自由民主党 保土ケ谷区選出)
現在のニッパツ三ツ沢球技場は、1964年の東京オリンピックでサッカーの会場として使用された歴史のある球技場ですが、施設の老朽化が進んでいるほか屋根がないなど様々な課題があり、我が党としてもこれまで度々市会で質問をしてまいりました。このような中、昨年6月、市は新たな球技場の建設を含む三ツ沢公園全体の再整備の構想案を打ち出しました。また、同年10月には新球場の建設・寄附提案がありました。本年6月にはその建設・寄附提案が取り下げられましたが、三ツ沢公園の再整備の必要性が変わるわけではありません。 そこで、球技場の建設を含む三ツ沢公園の再整備は継続して検討することに変わりはないのか、伺います。 今後新たな球技場を検討するに当たっては、基本構想の中で述べられている公民連携の取組は不可欠です。民間企業が事業に関心を持っていただくためにも、事業着手時期を明確にするなど改めて市の姿勢をはっきりと示すことが必要と考えます。 そこで、球技場の再整備に対する市の姿勢をはっきりと示すべきと考えますが、見解を伺います。 今年度は新たににぎわいスポーツ文化局が設置されました。スポーツと文化を合わせ様々な効果も生まれてきていると考えます。にぎわいスポーツ文化局、都市整備局、建築局などを本検討に含めればよりスピード感を持った事業進捗が期待できます。早期に再整備に着手できるよう市長のかじ取りに期待します。また、三ツ沢公園には多くの市民が訪れており、桜山や青少年野外活動センターといった市民に親しまれてきた施設もあります。あわせて、周辺には住宅地が隣接していることから周辺環境にしっかりと配慮する必要もあります。引き続き市民に愛され次世代に誇れる三ツ沢公園となるよう要望し、次の質問に移ります。
○市長(山中竹春君)磯部議員の御質問にお答えします。
三ツ沢公園の再整備について御質問をいただきました。 球技場の建設を含む継続した検討についてですが、昨年12月に公表した三ツ沢公園再整備基本構想案は、球技場をはじめ老朽化した公園施設への対応や魅力ある公園全体の再整備に向けて市民意見募集なども行いながら取りまとめたものであります。この基本構想案に基づき引き続き公園の再整備に向けた検討を進めていきます。 球技場の再整備に対する市の姿勢をはっきりと示すべきとのことですが、基本構想案において検討の方向性として公民連携の取組を最大限推進することとしております。球技場の再整備には民間企業との連携が欠かせません。今後、サウンディング調査などを活用しながら民間企業の参画意向などを把握し検討を進め、できるだけ早期に事業手法を取りまとめていきたいと考えております。
(横浜市会 審議速報より)
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